ガラはマニフェストでは「がれき類」
舗装をはがしたときに出るアスファルトガラ(アスファルト殻・アスガラとも呼ばれます)や、構造物を壊したときに出るコンクリートガラ(コンクリート殻・コンガラ)は、法律上は産業廃棄物の「がれき類」にあたります。処分に出すときはマニフェストが必要です。
建設系のマニフェストでは、がれき類がさらに細かく分かれています。現場で使う呼び名と、○を付ける品目の対応は次のとおりです。
| 現場での呼び名 | マニフェストの品目 | ポイント |
|---|---|---|
| アスファルトガラ(アスガラ) | 02 アスコンがら | 舗装の切削・撤去で出るもの |
| コンクリートガラ(コンガラ) | 01 コンクリートがら | 側溝・縁石・土間・基礎などを壊したもの |
| ガラ混じり土 | 土と分けられるなら分ける | 分けられないときは受入先に相談。混合廃棄物として扱われることもあります |
| 泥状のもの | 11 建設汚泥 | ダンプに山積みできない・上を歩けないような泥状のもの |
※建設系廃棄物マニフェスト(建設六団体副産物対策協議会発行)の品目名です。別の様式の用紙では名前・並びが違うことがあります。迷ったら、契約している処分業者に確認してください。
記入例1:舗装補修工事でアスファルトガラを出す
市道の舗装補修で、アスファルトガラを4t車1台分、処分施設へ運ぶ例です。
※画像は横にスクロールできます。押すと拡大して開きます。

※白紙の建設系廃棄物マニフェスト(A票)を当社で撮影し、記入例を書き加えたものです。会社名・住所・電話番号はすべて架空です。交付番号は伏せています。
- 品目:「02 アスコンがら」に○、その横の数量欄に「4.0」
- 単位:「t」に○(引き渡すときの見込みの量で構いません)
- 形状・荷姿:「1 固形状」「1 バラ」に○
- 運搬先の事業場:ガラを受け入れる処分施設(破砕施設など)の所在地・名称、処分方法(「3 破砕」など)に○
記入例2:歩道の撤去でコンクリートガラを出す
歩道の縁石・コンクリートを撤去して、コンクリートガラを出す例です。
※画像は横にスクロールできます。押すと拡大して開きます。

※白紙の建設系廃棄物マニフェスト(A票)を当社で撮影し、記入例を書き加えたものです。会社名・住所・電話番号はすべて架空です。交付番号は伏せています。
実物の用紙で見たい方は:公式の記入例(PDF)
建設系廃棄物マニフェストの販売元「建設マニフェスト販売センター」も、記入例を公開しています。欄ごとのくわしい説明はこちらもあわせてご覧ください。
公式の記入例を開く(外部サイト)→欄ごとのよくある質問:建設マニフェスト販売センター「よくある質問(記入方法)」
数量は「t」と「m³」どちらで書く?
どちらでも構いませんが、単位は必ず書きます。ダンプで運ぶガラは、処分施設で重さを量ることが多いので「t」で書く現場が多いです。
- 「4t車1台」=「4t」とは限りません。実際に積んだ量の見込みを書きます。
- 処分施設で量った重さ(計量票)とマニフェストの数量が違うことがあります。計量票もマニフェストと一緒に保管しておくと、あとで確認しやすくなります。
- 台数が多い現場で、1台ごとに交付するか、まとめて交付できるかは、自治体や処分業者の運用を確認してください。
ガラはそのあとどうなる?
アスファルトガラ・コンクリートガラの多くは、処分施設で砕かれて再生砕石(RC)や再生アスファルト合材の材料として生まれ変わります。マニフェストでは、この再生までが終わるとE票(最終処分終了)が戻ってきます。
- 1
交付A
排出事業者(元請)
7枚つづりに記入し、ガラなどの引渡しと同時に運搬業者へ渡す。A票を切り離して手元に残す。
- 2
運搬・受け渡しB1
運搬業者 → 処分業者
運搬業者が処分施設へ運ぶ。処分業者が受け取りのサインをして、B1・B2票を運搬業者に返す。
- 3
運搬終了の報告B2
運搬業者 → 排出事業者
運搬が終わってから10日以内にB2票を排出事業者へ送る(B1票は運搬業者の控え)。
- 4
処分終了の報告D
処分業者 → 排出事業者
中間処理(破砕など)が終わってから10日以内にD票を排出事業者へ、C2票を運搬業者へ送る(C1票は処分業者の控え)。
- 5
最終処分終了の報告E
処分業者 → 排出事業者
最終処分(再生・埋立など)の終了を確認してから10日以内にE票を排出事業者へ送る。
- 6
照合・保存保存
排出事業者(元請)
戻ってきたB2・D・E票をA票と照らし合わせ、5年間保存する。
B2票・D票は交付から90日以内、E票は180日以内が期限です。期限や保存のくわしいルールは① 建設マニフェストの書き方で解説しています。
ガラの受入先探しは、阪神舗材にご相談ください
「現場の近くでアスファルトガラを受け入れてくれるところは?」「少量のコンクリートガラでも引き受けてくれる?」――阪神舗材は、ガラの種類・量・現場の場所から、許可を持つ最寄りの受入先をご案内しています(関西一円・福井県)。残土と一緒のご相談も歓迎です。
委託契約とマニフェストは、排出事業者様と運搬業者様・処分業者様との間で直接交わすものです。当社は受入先のご案内と段取りのお手伝いをします。→ アスファルトガラ・コンクリートガラの受入先のご案内
よくあるご質問
アスファルトガラはマニフェストの何の種類になりますか?
産業廃棄物の「がれき類」にあたり、建設系廃棄物マニフェストでは「02 アスコンがら」に○を付けます。コンクリートガラは「01 コンクリートがら」です。別の様式の用紙では名前が違うことがあるので、迷ったら処分業者に確認してください。
アスファルトガラとコンクリートガラを同じマニフェストに書けますか?
種類ごとに分けて、マニフェストも1部ずつ交付するのが基本です。現場で分けておくと、受入先も見つけやすく、費用も抑えやすくなります。
数量はトンと立米のどちらで書けばよいですか?
どちらでも構いませんが、単位は必ず書きます。処分施設で重さを量ることが多いので、トンで書く現場が多いです。計量票もマニフェストと一緒に保管しておくと確認しやすくなります。
ガラの荷姿は何と書きますか?
ダンプの荷台にそのまま積む場合は「1 バラ」に○を付けます。
少量のガラでも受け入れ先を紹介してもらえますか?
はい。阪神舗材では、ガラの種類・量・現場の場所から、許可を持つ最寄りの受入先をご案内しています。残土と一緒のご相談もできます。